「価値観」の美学

Life Heart Message2016.11.2

 

ほとんどの人が大切と思っている価値観がある。それは行動の基準となるもので、心で感じたことや頭で考えたことがどのような態度で表されるか、そうした態度の基準となる。

 

わたしはどういう人間なのか、どんな生き方をするのか、他の人とどう接して行くのかを決定するものである。よい価値観がよりよい人をつくり上げ、よりよい人生を可能にし、よりよい人間関係を生み出すであろう。

 

「モラル」とは、本質的に正しい行動。人を傷つけない、人のためになる行動であり、「伝統」とは、時の試練を経たものであり、古いが時代遅れではない。実証済みだが偏狭ではないものごとを指している。

 

さて、「親が子どもにしてやれることは?生命の維持、身を寄せる場所・・・・屋根そして衣服//ほかには?//チャンス!最良のきっかけと可能性/岩や暗礁を避けて流れに乘り/方向たがわず操縦して生き抜くチャンス//子どもがほしいのは一組の精巧な/魔法のタッチストーン/幼いうちは停泊所に形を変え/まずは安全安心な場所を与え/成長を続ける船に/波静かな海で力をつけるチャンスを与える//やがてタッチストーンは再び姿を変える―――/擢に、方向舵に、そして船尾に/若いパイロットに操縦桿を握らせ/大人社会の巨大な流れに放つ//子どもに必要な魔法のタッチストーン/親が子どもに与えるべきもの/それは価値観―――/私たちを繋ぎとめ、安らぎを与え、導いてくれる価値観//「でも」と愚かで無責任なこだまが返る/「価値観を子どもに押しつけるべきではない・・・・・いずれそのうち/分かってくる。経験から、試行錯誤から、自分の価

値観は自分で見つけなくては」/これもまた愚かな声/「微積分は各自独力で再発見しなければ」/確かに経験は教師/でも、それは、両親の経験や年長者の経験かもしれない//価値観の輪を自分で再発見しなさい/こう子どもに強要するのは、舵と船尾をはぎとられた船に/命綱を与えないのと同じ/溺れる危険が見る見るうちに迫ってくる」家族とは何か、家族の価値観とは何かを考えさせる詩である。

 

家庭で教わるものは、いい意味でも悪い意味でも、学校などほかのどこで教わるものよりはるかに大きな影響を子どもに与えるからである。手本として考えてもベースとなり、原則として、責任は親にあるといえる。

 

エマーソンは言った。「原因と結果は一つの事実がもつ両面。秘密は語られ、罪は罰せられ、善は称えられ、不正は正される・・・・・沈黙と必然のうちに・・・・原因と結果、手段と目的、種子と果実を分けることはできない。なぜなら、結果は原因の中ですでに開花し、目的は手段より先に存在し、果実は種子の中にあるからだ。」

 

なぜ子どもに価値観を教えるのか?・・・・・それは、子どもが幸福になれるかを左右するから!