「太陽」の美学

Life Heart Message 2017.1.1

 

太陽は私たちの生活の中心であり、焦点である。太陽は、地球と他の惑星をコースからはずさないようにする、巨大なマグネットである。これはまた、私たちが「日」と呼び、「一年」と呼ぶもの、大小の時間の目もり、すべての人間の知識と計測の起点が、太陽によって創造されることを意味している。また、私たちに光と熱を与えるものは太陽であり、地上の生物はすべて太陽に依存していて、豊穣と成長は太陽の作用である。そして、太陽は幸福、繁栄、美をもたらすものである。

私たちの言語にも反映して「日なた(a place in the sun)―将来有望な地位」、「日の下で(under the sun)―この世で」、「日の没せざるところ(where the sun never sets)―かつての英国」、「日の照る間に乾草を作れ(make hay while the sun shines)―好機を逸するなかれ」、「あなたは日光(you are my sunshine)―私を明るくしてくれる」などがある。

 

太陽は世界中のほとんどの宗教で崇拝されている。ギリシアのヘリオス・アポロ、ペルシアのミスラスのような人間像の太陽神がある。ミスラスはローマ帝国にも普及し、「ソル・インビシアス」=(征服する太陽)の公式祭儀を設定する。この呼称はキリスト教会に採用され、祭日が、日曜日「太陽の日」である。

 

旧約聖書でも、「太陽」をキリストとしたので、太陽は神と神の創造を象徴するものとなり、神聖、権威、美、善良のイメージ、さらに保護者、援助者、清掃者を意味するものになった。

 

バビロニアでは王は「国王の太陽」であり、「太陽の子」は、南アメリカのインカ支配者や、エジプト、中国の支配者の公式の呼称となった。ブッタのエンブレム「黄金の人間」「太陽のブッタ」と言われ、仏典には「釈迦仏の御名をば幼稚にては日種という。長大の後の異名をば慧日という。此の国を・日本という・主をば天照と申す」「日蓮となる事自解仏乗と云いつべし」経に云く「日月の光明の能く諸の幽冥を除くが如く斯の人世間に行じて能く衆生の闇を滅す」とある。

 

かのプラトンも(508bc)において、太陽を「目に見える世界に顕した<善>とみなした。ダンテは、地獄は「太陽が沈黙し」日の光が輝かない場所であると記している。ブレークは「知性、詩の永遠の光」を表すと言う。太陽は「大いなる作業のための金」であり、「哲学の硫黄」である。また、太陽は学問を表す。太陽は、一年を最大の恩恵ともいうべき春分秋分、夏至冬至を含む季節の循環は、真冬の中に喜びが隠され、底をつくと、光と新しい幸いを志向して上がり始める。太陽の重要な一面は「日の出」である。新しい日の始まる「新しい夜明け」光明の勝利、闇の力の滅亡、新時代の黎明、旭日は自由、未来、進歩のシンボル。―「日の出」昇る太陽は、日本のエンブレム。

 

ゲーテは言った、「われらの上には真の友情が輝く。ごらん、新たな年がきて、われらも新しくなっている」

 

良き2017 年でありますよう心より祈って・・・・・