アイディア・設計コンペ結果発表

アイディア・設計コンペに多数の応募をいただき、ありがとうございました。

いただいた応募作品の審査会を下記のとおり実施いたしました。

 

<応募数>

事前申し込み 34名

うち応募総数  5作品

<審査会開催概要>

日時;2018年1月18日(木)

場所;日本大学理工学部会議室

<審査員>

宮里 直也 日本大学理工学部建築学科教授

一色  宏 未来創庵 デザイナー 

石川 新治 一般社団法人住まい文化研究会 主筆

岩倉 春長 一般社団法人全国住環境改善事業協会 代表理事

荒井 宣貴 株式会社A-1建築事務所 代表取締役

荒井 一美 株式会社A-1PROJECT 代表取締役

 (敬称略)

審査結果

受賞作品 なし

 

<総評>

今回の応募テーマである「20歳代で無理なく造れる『夢じゃない!マイホーム』」に即した内容になっているかを一つの審査基準とさせていただきました。

また、コスト意識よりも従来の常識にとらわれない学生らしい発想を期待して審査にのぞみました。

その視点で見てみると、石川県N.Kの作品は、実現性はともかく従来にない発想のアプローチで興味深いプランでした。

その他の応募作品では、

大阪府K.K…4尺モジュールの活用は、近年の住宅設計の時流をとらえている

埼玉県T.S…応募作品中、最も実現化しやすいプラン

山梨県M.I…空間を無駄なく使う工夫・アイディアに好感が持てる

韓国K.E…住宅に対する時流を論理的にまとめ、しっかりとした裏付けのあるプラン提案だった

それぞれ評価できるポイントはありましたが、受賞には何か物足りなさもありました。

今回、残念ながら受賞作品はありませんでしたが、応募いただいた人たちが今後より技術を磨き、経験を積んで、日本の住宅業界に革命をもたらすようなプラン提案をしていただけることを期待しています。

<講評>

「最小限綱領派」N.K(石川県/金沢工業大学)

採光や防犯性などに課題は感じるが、学生らしい発想で非常に興味深い提案である。

プランを見て、パオやアイヌの家を思い出した。将来的につなげる必要はなく、一棟建ての集合体として形成しても良いのではないかと思う。

アイディアは良いが、実現化に時間がかかると思われるために普及は難しいのではないかと考えられる。



「Unit House」K.K(大阪府/京都府立大学)

このままのサイズで運搬は可能であるために、仮設住宅として活用することもできる。ただし、増床のしやすさや在来工法と比べた時のコストパフォーマンスが課題となるだろう。

また、1200㎜を基準としたプランとなっているが、4尺モジュールも検討すれば、より可能性の広がるプランとなると考えられる。



「天窓が照らす中庭のある家」T.S(埼玉県/東京テクニカルカレッジ)

現実化の可能性が高いプランであり、中央をガラス屋根にすることで、中庭を全天候型で活用することができる。

現実化しやすいプランではあるが、以前のミサワインターナショナルのカタログに類似のプランがあり、新しい発想を感じられない。

住宅密集地に向いているプランと思うが、広い敷地が必要でありコスト面に課題を感じる。



「20代で夢のマイホーム」M.I(山梨県/日本大学)

若い世代向きのプランで構造的に床を自由に変えることができるのならば、良いプランだと思う。

嗜好性が高く注文住宅的なプランとなっている。商品化や現実化は難しいプランと感じる。

寝室のスキップフロアのアイディアに光るものを感じる。



「共家(トモヤ)」K.E(韓国/世宗大学校)

ユニットハウスの考え方は理解できるが、モジュールの考え方の違いなど日本では実現が難しいプランである。

事前にユニットを組んだ計画が必要となるだろう。